老後はカネがないから海外移住でもするか

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こんにちは FIOLAです。

私はバブル崩壊後の就職氷河期世代です。 社会にでてもなかなか美味しい思いをすることもなく、これといった好景気を経験することもなくジジイになってしまいました。

日本が勢いがあったのは、途上国だった戦後から1992年くらいまでです。 特に1980年後半から90年あたりのとんでもない好景気でした。

私の体感的には景気の具合はこんな感じです。

 

すべての業界、仕事が年を追うごとにどんどん、厳しくなり、一つのビジネスの寿命が短くなり、利益率が悪くなり、どんなに優秀であってもカネが稼ぎにくい社会になっています。

昔は、英文タイプが打てたり、そろばんが3級あったり、運転免許やその他難関でもない資格があるだけで一軒家が建ち、高給がとれました。 今はそんなことはありません。先進国になり切ってしまって、景気停滞期にはいると、学歴社会は崩壊するというのが世界の流れです。

先進国になりきると、ある程度の勝組(老人)達が美味しいポジションを独占し、たいしてカネを払った覚えのない土地が高騰し、知らぬ間に資産となり、それを買わざるをえない若者は常に貧乏で、若者の参入チャンスが奪われていきます。モノポリーのようなもので、先に資産を築いた奴には勝てません。そうなってくると、自分の親世代の流れのままだと勘違いし、学歴や資格を身に着けただけでは、成功できない社会になっていきます。途上国は出世に学歴ほんとに大事なんですけど、先進国を経た日本は学歴は絶対ではなくなっています。

日本の場合、学歴というのは最初の就職に最大限パワーを発揮しますが、今の世の中、一つの仕事に就き、それで一生喰っていけるなんて考えれません。 一度会社を辞めると、学歴は殆ど機能しなくなります。 この先、日本は世界が今まで経験したことのない、とんでもない高齢化社会がやってきます。若者の負担は増え続け、産業は追い上げてくる途上国と競争し、どんどん厳しい時代になってきます。仕事はなくなり、税金は増え、お先真っ暗です。

さてどうしよう。 海外にでも移住しようかなと、今まで何度も考えました。

海外移住サイトを見て、移住できる国を探します。

世界要覧・各国概要
世界各国概要と国際機関を紹介しています。

移住先として候補に挙げた国は、アメリカ、オーストラリア、タイ、フィリピン、パラグアイ

しかし、合法に滞在し、仕事をするには、VISAという難関が待ち受けています。

アメリカ 抽選永住プログラム 随分昔、2度応募したことがあります。 落ちました

オーストラリア ポイント制です。20年前にトライしようと思いましたがポイントが不足でした。カナダ、ニュージーランドも同じくポイント不足でした。

ヨーロッパの先進国は全滅です。 現役世代であれば、仕事をし、所得を挙げなければならず、満足のいく生活ができる国はなかなかありません。

物価も高く、生半可な貯金では、生活できません。(カリブ、南米、アフリカ等も結構、物価は高いです)

南米 遠すぎです カツアゲや殺人率も高いですし、馴染みもなくよくわかりません。

ロシア 寒すぎです そもそも字も読めず、町を歩いても外からではなんの店かもわかりません。

そうなってくると、タイ、フィリピン、インドネシアなどが移住先として候補となってきます。しかし、これらの国でも余程の資産がないと、移住は難しいです。 日本でためた貯金を現地で食い潰すまでダラダラ過ごすのであれば、観光ビザのキレるギリギリで入出国を繰り返す方法でずっと住むことは可能です。または、ビザがきれても不法に滞留している日本人も多くいるのではないでしょうか。いずれにせよ、これらの国の物価が安いので日本で少し働けば長く滞在できるという考えは甘いです。

タイやフィリピンで日本と同じレベル程度の生活をすれば日本よりお金がかかります。 安く滞在するには、バラックに住み、雨風しのげる最低レベルの生活で食べ物は現地のローカル屋台のみで済ませ、病院にもいかない生活をするしかありません。

現地で永住権をとるにも、それなりの資産がないと、永住ビザはおりません。どの国も貧乏な日本人はきてもらいたくありません。カネもちで、その国でカネを落としてくれる、または雇用を生み出し、その国に利益をもたらしてくれる人材以外は永住権はとれません。

現地で配偶者を見つける以外はなかなか難しいです。配偶者作戦は、身の丈にあった配偶者を選ばないと、現地妻(夫)の親戚が集まってきて、保険金を掛けられ殺し屋にやられる可能性もあります。

団塊世代までの日本人は、老後、物価の安い国に移住するような話が沢山あったと思います。定年後の年金で、物価の安い東南アジア諸国でいい生活をするということですが、はたして満足のいく生活ができているかどうか。

結局あんなのは、移住斡旋業者の口車だったのではないでしょうか。

あらかじめ、現地にコネクションや情報があり、移住しているならまだしも、老後、海外に住んだこともない老人が途上国にでても、カモせされるだけです。何か問題が起きるたびに、誰かを頼るようでは、永遠にお金を吸い取られるでしょう

やはり、日本人は日本で生きていくのが一番楽なような気がします。 物価差で逃げ切り人生など考えても、この先、国力が弱くなり、日本円がどんどん弱くなっていくことも十分考えられます。年金で生活できる国などなくなっているのではないでしょうか

おカネをどう稼いでいくか  永遠の課題であります。

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