グローバリズムと水道が民営化

FX全般



こんにちは FIOLAです。

先日ニュースで福岡県最大のダムが建設されたというものを見ました。

黒部ダムの貯水量をも上回るという、五ケ山ダムですが、山の谷間にそびえたつ巨大なダムは圧巻です。しかし、これつくるのにいくらかかったの?ほんとに要るの?という疑問も同時に沸いてしまいます。

土建国家である日本は税金を使って建築物をつくって一部の人に利益をもたらそうとしますので、結局はこういった建造物は、必要必要とメディアで洗脳した挙句に大義名分の元に完成します。

水道料金は総括原価方式といって、かかった費用はすべて料金に上乗せしていいことになっています。適正な報酬額を含めて料金から取っていいのです。 ダムをつくり、そのせいで料金が値上がりします。掛けた費用に利益率を上乗せし、利益をだします。民営化させれば、水道官僚たちが民営会社に天下りをし、仕事を受けれます。ダムや浄水場の仕事も関連子会社をつくって、そこで利益をこそこそ抜くことができます。

そして、今年の3月に国民の注目を集めないまま、ひっそりと水道法の改正が閣議決定し、民間事業者が参入しやすいように改正されました。法改正は、ほかの報道に注目させ、目立たなくしてからこっそりやります。外を指さしあれを見てごらんと気を引きながら、こっそり部屋隅で透かしっ屁をするような感じです。

建前はこうです。「水道管の更新は0.76%しかさえれておらず、人口減少が見込まれる今、水道料金の値上げは必至の状況である。そんな中、その運営を民間事業者に託し、直面する課題に対応し、水道の基盤の強化を図る」だそうです。 意味が分かりません。 結局水道料金はこれからどんどん上がっていくのではないでしょうか

今まで海外でも民営化をして水道料金が上がりすぎ、水質低下などの問題が起きて再度公営化をするといった例(パリ、アトランタ、ベルリン等)があります。

そういえば、人身売買法案である、派遣労働者や非正規雇用が増え、国民の所得がどんどん減っていることについても、「多様化する働き方を国民から求められた」だそうです。おそろしい大義名分です。国民の奴隷化がますます進みます。

 

ちょっと話が大きくなりますが、水道事業民営化とは、世界のグローバリズムに深い関係があります。

コロンビア大学のスティッグリン教授「世界を不幸にしたグローバリズム」で検索すると非常に興味深い記事がでてきます。この流れは小泉政権の郵政民営化の時から始まっていたんですね。

グローバル・エリートがコントロールしている世界銀行の目的と、その主な手口とは…

1)民営化を薦めて、相手国を破綻させる
破綻した国の資産を売却するとき、10%のワイロをとっている。それはスイスの銀行の秘密口座へ入れられる。

2)資本市場の自由化の強制
オフショアへの資金移動について課税することを認めない。

3)価格決定の自由化
物価が上がり、参入外国企業は暴利をむさぼることができる。

4)自由貿易
「救済」という甘言に乗せられた国が、口をさしはさむことを許さない。

の4つで、これが世界銀行による世界の市場支配戦略の柱になっています。

この4項目をみると、今世界で起こっていることそのままだなと改めて感じます。

これってTPPのことですね

IMF世界銀行という見た目に正義の味方のような二つの組織は、通貨危機や飢餓、世の中の弱者をみつけては、手助けしますよと近寄ってきて、本当は残った財産を弱いものからむしり取り利益をむさぼる大悪党

法外な金利で貸し付けたり、貸付の条件として国民のライフラインである水道やガス事業を国営から民営に移せ、と迫ってくるのです。

日本の資産も、IMFと世界銀行に喰われていく流れに乗っている訳です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました