こんにちは FIOLAです。
日本の中古車を海外に輸出する
これ、昔は無茶苦茶儲かりました。
車の輸出の流れさえ一度掴めば、輸出時代は物凄く簡単で、ガンガン利益がでて、1-2年やると軽く家が建ってしまうくら儲かりました。
もう20年以上前ですが、 ニュージーランド、 ジャマイカ等のカリブ諸国向けなんか、
1台10万円もしない中古車に利益20万くらい乗っけて売っても飛ぶように売れるという時代がありました。 それが1日に何十台も売れる。
儲かりすぎて、カネを数えるのが苦痛になるほどの業界だったんです。
そして、2000年になり、ロシア向けの輸出が爆発し、多くの成金を産みました。
ロシア向け年式さえ適合すればなんでも買う オークションにでてくる車両を買い占めるほどの勢いがあり、日本の自動車相場はロシアが握っているような状態の時もありました。
しかし、リーマンショックを境に、ロシア向けは低迷 多くの業者が淘汰されました。
その国が輸入で盛り上がる初期のころは、現地の外国人はどうやったら日本から中古車が買えるのか、よくわからなかった。
そこに、たまたま目をつけた日本人業者に、海外の顧客が殺到したわけです。
しかし、そんな美味しい時代もいつまでも続く訳もなく、徐々に競争過多になってきます。
ネットの普及により、誰でも簡単に参入できるようになったこともあります。
パキスタンやスリランカ人が日本に住みつき、無茶苦茶安い値段で競争し始めたことも原因です。彼らは、日本人と違い、グレーゾーンを攻めてきますので、とにかく顧客に安く提供できる。 スピードメーター巻き戻しでも、詐欺まがいなこともなんでもやってきます。 一部まともな人もいますが
そうやってこの業界はどんどん厳しくなっていく。
そうなってくると、昔のように儲からなくなってきます。
儲からない中古車輸出に、見切りをつけた業者の連中のなかから、情報商材ビジネスに目をつける連中がでてきました。
中古車輸出マニュアルを売る という商売が盛んになりました。
海外では日本ではポンコツのような車がまだまだ売れる。 安い中古車が海外では高額で取引されているから、簡単に儲かると洗脳されてしまいます。
実際、海外は年式規制や排ガス規制があり、昔のようなボロイ車両は輸出できないことが殆ど。
マニュアル販売形式、セミナー形式といろいろありますが、 あのようなセミナーを受けた方で成功した人なんて見たことありません。
社会をしらない連中をカモにしただけ。
マニュアルやセミナーでは、
確かに経験を元にした本当の事を惜しみなく教えているんです。 でも、教えながら、俺でも難しいのに素人のお前になんかできるか と内心思って教えています。
・顧客の捕まえ方。(顧客リストまで公開することもあります)
・英語でのやりとりのコツ
・インボイス発行、輸出抹消その他書類と乙仲、船会社とのやり取り 実務
・そして販売代金の回収について
すでに競争過多になっているものに、素人がいちから勉強して始めてどうにかなるものではありません。
教える方も、受講料を稼いだほうが、車を売るより分がいいからやっているだけ。
そこに気づくべきです。
実際、素人が参入すると
まず、仕入れができない。 オークションでの買い付けは、物凄い競争です。同じ車両をみんなが狙ってくるので、自分が売ろうと思う値段で見合うように仕入れることができない。
パキスタンや大手業者は、船代、港の乙仲手数料、陸送すべての料金がボリュームに物を言わせて安いです。 その分仕入れ値も限界まで攻めてきます。 だから参入したての素人は買えません。
もし、無理して最高値で買ったら、売れません 長期在庫になり赤字処分となる
そして、一番大きな問題は回収です。
海外の顧客から回収する難しさ これはやったものしか分かりません。
前金100%なんかで相手にしてくれる顧客なんていません。 こちらがリスクを取り、少しばかりのデポジットで出荷してしまうくらいの事をしないと、顧客はついてきません。
そうすると、客が逃げたり、引っかかったりして大損をこきます。
顧客は、沢山の輸出業者から選択する権利がある。 つまり供給過多状態
何とか売って起動に乗せたい思いが逆手になり、回収不能の不良債権を抱えてしまったりするのです。
人生をかけ、講座を受講し、貯金した資金を投入し始めても、カネを失って撤退
そうやって、沈んでいった人を沢山知っています。
儲かる方法を売っている = 詐欺だと思って間違いないということです。
(でも厳密には詐欺にはなりません。 やり方が悪いから儲からないと言われるだけです。FX情報商材と同じ)
そんなビジネスに投資するなら、FXやったほうが余程儲かります。
中古車輸出は10人参入したら全滅
FXは10人いたら2人はトントンで、1人は儲かる組
真剣にやれば10人中の3位以内って意外と難しくないものです。
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